床下点検口について

私は、現在、団地の排水管の吊り金具交換の工事責任者を務めています。団地は、いろいろなタイプが揃った低層団地である。テラスハウスタイプが87戸ある。約35年前に建設したものである。従来、排水管は共有物として管理組合がメンテナンスに責任を負っていたが、今回、これを専有物として個人管理に移行することにした。

この移行に際して、高齢者、特にご主人が亡くなって独り身の組合員も増えてきた今日、今後、個人でメンテナンスを行うのが、困難なので、管理組合として、吊り金具が炭素鋼で腐食している家も出てきているので、ステンレスに交換して、資産を引き渡すことにした。排水管は塩ビ製なので、今後数十年は腐食することは考えられないので、住民も安心できると考えた。序に、専門家が、管の状態、基礎コンクリートの状態もチェックすることにした。

工事責任者として困ったのは、建設時の点検口(作業員が床下に入る45cm角の穴)が約40%の家で、リフォーム時に床板で塞がれていたり、点検口の上にビニールシートが張られて組合費からの床下工事ができないことであった。特に、建設後に、リフォームをした家を購入して工事の経緯を知らない家が多くなっていることであった。

皆さんの家でも、今後、床をリフォームするときは、床下メンテナンスのことも考えて工事を業者に指示することを忘れないようにした方が良い。黙っていると業者は、作業性、コスト面で、点検口を作らず、一枚板で床張りをすることが判った。

横浜、子安運河にて漁船を描く

このブログも長い間ご無沙汰していました。今後は、小さな事でも、心に思い浮かぶものを書いてみたい。友人のように上手な文書、ピリッとわさびが聞いたエッセイ―とはいかないが書き物を続けるという習性をつけるのは困難だが心がけたい。

さて、昨日、スケッチ会に参加した子安運河について書いてみたい。常盤橋から富士見橋まで歩いた感じは、ここは昔と言っても埋め立て工業団地ができるまでは、有望な漁港だったのであろう。私が住む浦安も昔は同じような漁港だったのであろう。しかし、ここは、浦安と違って、漁船から艀を通って民家につながっている家も多かった。ということは、まだ、東京湾で魚が捕れて生計が立っているのだろうかと思った。ただ、よく見ると、廃船が倉庫のようになっていて、ビニール管が沢山保管されたり、工業機械が積まれている廃船もあった。ということは、今は漁民というより中小企業の製造業を営んでいるのかと思った。

ここの風景をみると、私が30年ほど前に業務出張していた、タイの運河沿いに住む人々を思い出した。そこは、子安運河のようであるが、住民が活き活きと生活をしていた。子安のように漁船を係留しているだけのところではなかった。

スケッチは、絵画のページをご覧ください。