安保法制、ホルムズ海峡機雷封鎖は過去の固定観念

初めて政治ネタを取り上げます。安部首相は、この海峡の機雷除去に安保法制の適用と固守しているようだが、イラク戦争の10数年前の固定観念から出ていない。自民党は、憲法を改正するのでなく、最近の世界状況が変わったので安保法制が必要だというが、少なくともホルムズ海峡については現状を理解していない。

1)イランが機雷を敷設すると考えているようであるが、この海峡を利用するスンニ派政権のカタールやオマーン等は封鎖に備えてパイプラインを利用するように安全策を考えている。

2)日本が石油を輸入しているイラクはこの海峡を通らざるを得ないが、今やイラクはイランの友好国であり、この国が困る機雷をイランが敷設することは考えられない。

以上の通り、イランが機雷を敷設しても、特にはならないのである。このことは皆知っていると思うが、どうしてこの機雷除去に固守するのだろうか。

「ルワンダ・ジェノサイド 生存者の証言」 を読む

アフリカの小国、ルワンダの悲劇は映画にもなったし、いくつかの本も出されたので読んできた。今回、朝日新聞の日曜版に紹介された標記の本を読みたくなったので浦安市の図書館にリクエストした。4,320円という高価な本だったので心配したが購入してくれて1番目の読者になった。従来の本は、ヨーロッパのジャーナリストが生存者にインタビューして話を纏めるという本が多かった。この本は著者が少数民族のツチ族で幼いころから10年周期で起こった虐殺の嵐を生き残り、難民生活を送り、革命政権が出来てから新政権に加わり国のN0.3たる国会議長を経験した者の体験記である。彼は、ヨーロッパ風の民主主義を体験して帰国して政権に加わったが、RPFという軍事勢力を中心の新政権は、時間を経るに従って専制独裁政権になっていき、新政権になってから、議員や大臣がいろいろの偽情報で辞任させられ、亡命した者や暗殺された者が100名以上もいるという異常国家である。私は、新聞情報でしか知らないが、革命を指導したカガメ将軍(現大統領、20年ほど実権をもっている。)は、復興を指導し、民族和解を行っている英雄だと思っていたが、この本を読んでスターリンや毛沢東のような道を歩んでいることが判った。国会議長を暗殺しようとした男である。彼、この著者は、国を追われて現在、アメリカに亡命して、民族和解の道を探っている。

下記は朝日新聞の書評である。

http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2015060700007.html

中国関連の書物を読む、通訳の記録

私は、プロフィールでも紹介の通り、業務で長く海外に住み、かつ短期の滞在が多い生活を送ってきました。中国については1997年に半年程、上海郊外に住んでいたし、その後3年程は10数回一週間以内の出張を繰り返してきました。その為か、以降中国関係の書物は多々読んできました。今回、浦安市の図書館から「私は、中国の指導者の通訳だった」周斌著 を借りてきた。中国の指導者の日本語の通訳ということは、すなわち日本の指導者の通訳を行ったことである。この著者の30-40年前の政治の現場の表に出ない会談の内容を知ることができた。彼の話から田中首相、大平外相は中国から最も信頼された偉大なる日本の指導者であったことも理解できた。また、今までの中国の他の著者でも言われてきたことだが周恩来首相はやはり偉大な指導者であったことが判った。また、今回、中国と米国のピンポン外交の裏話、田中首相の日中国交開国の経緯等が詳細に語られている。今まで読んだ中国関連で比較的中立的な立派な書物であった。

40年目に咲いたヤシの花

我が家は、持ち家の最初はマンションで小さなべランで鉢植えを楽しんだ。その時、鉢に植えられたヤシの木を買ったが、現在の庭のあるテラスハウスに約35年前に引っ越してきたとき、玄関前に移植した。表の玄関前は、毎朝、私が水を散布する役目で、一応、園芸にさほど興味がない私でも水散布の折に否が応でも生け花や木に注意が向く。最近、ヤシの木に黄色いものが出てきたなと思い、家内に聞くと購入後45年目咲いた花だという。珍しいので記念に写真を撮った。

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花が咲いたヤシの木 2015/05/04

イタリア映画祭2015、僕たちの大地

ここ10年来、5月のゴールデンウィークはイタリア映画祭で映画を見ることにしている。毎年、14-15本の日本未公開の映画を約1週間、一日3本上映している。1回だと日程が都合つかない人のために、間をあけて2回上映している。鑑賞者は、私のようにイタリア大好きな人々である。私も、最近2本を鑑賞している。この上映された中から、評判がよかった何本かをその後一般映画館で上映するようである。鑑賞者を注意深く見ていると約半分は、なんらか、イタリアと関係ある仕事をしているようである。従って、イタリア語のプロ、セミプロが多そうである。

イタリアと言えば、陽気な人々が多く、明るい喜劇の映画が多いが、国が共産勢力に支配されたり、マフィアが政治に関与したりと社会問題を題材とした映画も多い。毎年、これらが適当にミックスされている。表題は今年の目玉映画のようである。たまたま、今日が最初の上映の為か、監督と主演女優(実は監督の妻)が上映後約40分ほど、観客と質疑応答を行った。これを最後まで聞いた。その最初の3分間を動画として録画した。あとで、画像を容量調整してアップロードしたいと思っています。とりあえず、映画の内容をパンフレットから引用します。

監督:ジュリオ・マンフレドニア(Giulio Manfredonia) 「人生、ここにあり」が大きな感動を呼び起こしたマンフレドニア監督の新作は、協同組合に実際に起きた出来事を基にしたコメディ。南イタリア、ブーリアの小さな村では、マフィアから接収した土地で協同組合が有機農業を始めしようとしていた。助けを請われて、反マフィア活動に取り込むフィリッポが協同組合に加わる。フィリッポと個性的な仲間たちの前に様々な問題が立ちはだかるが、乗り越えて目的に向かっていこうとする。マフィアの脅かしに屈せず、自分たちの土地を守ろうとする人々の勇気が胸を打つ。

私の感想は、日本でも昔は、マフィアと地方役人が結託して同じような場面があったのではないかと思い、百姓が心あるリーダーのもとに立ち上がり、将来に展望を切り開いたイタリア人に喝采を送る感動的な映画と思った。後日ぜひ、日本で公開されることを期待している。

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左が司会者、ついで監督、二人の真中が同時通訳者。右が主演女優 男性は、おいしい料理とワインで太り気味であるが、イタリアの女優はいつ見ても美人が多い。

下記は、質疑応答の初めの3分間の動画である。MP4ファイルなのでWindowsでは別途ソフトが必要かもしれない。

下記は、Windows で使えるWMV ファイルである。

映画、イミテーションゲームを観る

近所のDVDレンタル店が閉店になったので、最近映画を観る機会が減った。娘が標記の映画が良かったと言うので、近くのイクスピアリに観に行った。しかし、16時台の為に8名ぐらいしか入場者がいなかった。映画の評論は、自分では出来ないが、第二次大戦中の英国での実話で、天才数学者がナチスの暗号を解読する話である。私が、感銘を受けたのは、この学者が、幼少時から、変わり者としてイジメを受け、暴力に対する嫌悪感を持ち、非暴力的に頭脳で国家に協力して、大戦を勝利に貢献したということであった。今ではアスペラガー症候群とか言われる人である。しかし、彼は、どんな人間でも、人は誰も考えられないような偉業をなし得るという信念を持ち実行した。ただ、当時の英国ですらすんなり受け入れられなかったようである。

ゴムの木、鉢植え替え—-元気になった

苗木で買って約42年育てたゴムの木が元気をなくしてきた。写真のように、葉が丸まり、色も黄色くなってきた。いろいろ情報を探すと鉢が小さすぎて根が密集しているのではとあったので、鉢植え替えを決めた。 ただ、木を見ると白いカビのようなものが見える。ただ、綿のような害虫が良くつくようであるが、これとは違うと思うので、とりあえず、鉢植え替えで様子を見ることにした。(2015/04/24)


早速、この一回り大きな鉢に、半分ほど根が出るように土を取り除き、腐葉土をたっぷり入れて養生した。3日ほどで、葉の部分に元気が出てきた。(2015/04/28)



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元気がないゴムの木 2015/04/24
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元気になってきたゴムの木  2015/04/28

梅の実

我が家には引っ越して直ぐに市の園芸際で貰った苗木から育てた梅ノ木がある。従って植えてから約35年近くになるが、梅の実が育ち始めたのがここ10年程である。約1から2キロの実がなり、梅酒にするのが楽しみである。梅の花、桜の花と騒いでいる間に、辺り一面の木々に緑の葉がつき出した。ここは東京近辺の低層団地でも、緑の豊富な団地として有名であるが、今年は何と無く木々の成長が気になっている。ふと梅ノ木を見ると梅の実がつき出した。(2015/04/20)

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十数年ぶりに咲いたチューリップ

今年は我が家に小さな運が舞い込みました。園芸好きな家内の話では、通常チューリップは1年限りの花で、連作では咲かず、毎年球根を手入れして植える必要があるようです。それで、毎年、新しい球根を追加購入して植えているそうです。

それが、いつ植えたかも忘れたような時期に(家内の話では15年以上も前と記憶)、土の中に十数年も眠ってたチューリップの球根が、今年、蕾がでて、ついに白い花が咲きました。こんな例があるかネットで調べて見ようと思います。

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十数年ぶりに咲いたチューリップ(2015/04/16)

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通常通り、昨年植えたチューリップ(2015/04/16)

 

 

 

 

 

桜満開ー鶴舞カントリークラブ

雨続きで先週もキャンセルでしたが、今週は偶々この木曜日が天候がよく、友人と桜満開の鶴舞カントリークラブに行きました。(20150331)

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